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レコーディング日記 [DTM]

ホーンのレコーディングしてきました。
使った機材、マイクや録り方等についてレポートしていきます。

福井を代表する酔っぱらい集団
「NOTORIOUS ROCK」というDJチームがありまして、彼らがめでたく10周年を迎えるという事で、記念の曲を作っています。
僕は作曲、ドラム、レコーディングを担当させていただいております。

今回はホーンのレコーディングでして、編成はトランペット、アルトサックス、テナーサックスの三管を一発録り。
この三人は僕が以前やっていました「宴屋本舗」というバンドで長年連れ添ったナイスなプレーヤーです。地元の温泉宿のCMにも出演してます。

さて、僕の録音所はボーカルブースはあれど三管一気に録るのは不可能なので外部のスタジオに出向きました。福井県は坂井市丸岡にある「オレンジルーム」というスタジオで名の通りオレンジ一色の内装の素敵なスタジオです。
このスタジオはリハスタなんだけどスタジオとミーティングルームがマルチでつながっているのでmacbookを持ち込みコントロールルームとして使用しました。インターフェイスはMOTUの896mk3を使用。


マイクはペットとアルトがAKGのC214、テナーが同じくAKGのC2000を使用。あとアンビエンスにも一本。
管楽器というのは結構いろんな帯域が出てて録音が難しい。

例えばドラム、特にバスドラだと60~80Hz、8~10kHz辺を突くといい感じになったり明確なんだけど(モノによっては結構持ち上げても大丈夫)管楽器は上げすぎるとすごく変な持ち上がり方をするから録りの段階からより吟味する必要があります。さらにこのスタジオは残響も少しあるその辺も考慮。


更にマイクと楽器の距離にも気を使います。特にサックスは楽器全体が鳴っているので、ベルに近すぎると平坦な音しか録れないです。かといって離しすぎると他の楽器とのカブリが気になります。特にトランペットは破壊力がすごすぎるので平気で他のマイクにカブってくる。
なのでアンビマイクとの混ぜ具合を予想して距離を決めます。だいたいサックスで30cmくらい、ペットでもう少し放すくらいに落ち着きました。多少のカブリは音楽的要素として割り切ります。

c214は¥30,000前後で買えるのに、使いやすいという優秀なマイクです。c414を一本買うよりもしかしたらc214を2本持ってた方が使い方が広いかも。ドラムのトップに使ってもシンバルを綺麗に録ってくれる。
嫌みじゃない程度に15kHz辺りがブーストされててきらっとした部分が自然に出てきます。
サックスの吹き込んだニュアンス等もしっかり捉えてくれました。

c2000はもう少し下が強調される印象。1kHzくらい?このマイクはローカット入れるとガッツリ削るので入れない方が好みです。
そんなこんなで録音完了。テイクの良さもさることながら音質もいい感じで取れたと思います。mix作業が楽しみ。


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